パーレー法はマーチンゲール法とは反対に、連勝している間は賭け金を倍にするカジノゲーム攻略法です。問題はいつ連勝の途中で終了すればよいのかということですが、もうひとつ活用のためのポイントがあります。パーレー法のルールとともに解説しましょう。
パーレー法のルール
パーレー法は「逆マーチンゲール法」と呼ばれるように、勝ったら賭け金を倍にするカジノゲーム攻略法です。勝率が50%で配当倍率が2倍のゲームで使用します。
ルールは簡単で、まずベットするゲームを決めたら最初の賭け金を決定します。そしてベットして外れたら賭け金はそのまま変えません。勝った場合には賭け金を倍にしていき、負けたら最初の賭け金に戻します。
連勝が続いている間は利益が積み上がっていきますが、その利益を次のゲームに投じるので1回でも負けるとそれまでの利益をすべて失います。
パーレー法はいつ終了させるのかが明確にルール化されていないので、自分なりに何連勝したら終えるのかを決めておくとよいでしょう。
パーレー法が使えるカジノゲーム

パーレー法は勝率が50%で配当倍率が2倍のゲームで運用します。しかし実際には勝率が50%になる賭け方はないので、次のようなゲームが対象になります。
・ルーレット(2択の賭け方)
・バカラ(プレイヤーにベット)
・ブラックジャック
ルーレットでパーレー法を使う場合
ルーレットで勝率が50%に近い賭け方は次の3種類があります。
・赤/黒
・奇数/偶数
・ハイ/ロー(1-18か19-36のどちらか)
オンラインカジノのルーレットはほとんど「ヨーロピアンルーレット」であり、ポケットは0と1から36の37個あります。上記の賭け方は18個のポケットにまとめて賭ける方法なので、勝率はいずれも18/37×100=48.65(%)ほどになります。
もし「アメリカンルーレット」でプレイするならば、こちらは「00」のポケットを含む38個のポケットがあるので、勝率はもう少し下がります。
いずれにしても勝率50%にやや届かないことを把握しておきましょう。
バカラでパーレー法を使う場合
バカラは「プレイヤーの勝ち」か「バンカーの勝ち」のどちらかを予想して当てるゲームです。引き分けに賭ける方法もありますが、パーレー法では対象外となります。
注意したいのはそれぞれ当たる確率と配当倍率が違うことです。
プレイヤーの勝ちは勝率が44.62%で配当倍率は2倍、一方でバンカーの勝ちは勝率が45.86%で配当倍率は1.95倍となっています。
ディーラーはプレイヤーとバンカーそれぞれに2枚ずつカードを配り、その数字の合計数1桁目が大きいほうが勝ちとなります。ただし条件により3枚目のカードを配ることになりますが、プレイヤーとバンカーそれぞれ条件が異なります。その違いにより勝率がややバンカー側に有利となるため、配当倍率が0.05%低くなっているのです。
パーレー法を使う場合にはこの点に注意しましょう。
ブラックジャックでパーレー法を使う場合
ブラックジャックはルーレットやバカラほど単純に勝率どおりの結果が出ません。これはプレイヤーの取るアクションによりゲーム結果が変わるからです。
ブラックジャックはプレイヤーとディーラーが勝負する形で勝敗が決まります。そしてディーラーに勝つ確率はおよそ42.22%とされています。実際の還元率は100%に近いのですが、最初に配られた2枚のカードの合計数が「21」でディーラーに勝てば、配当倍率が2.5倍になることから勝率は少し低くなっています。
パーレー法を使う場合にはこのように勝率や獲得する配当の倍率が変わる点に注意しましょう。
パーレー法の賭け金と利益の変動
実際にパーレー法を実行した時、賭け金と利益がどのように変動するのかをみてみましょう。最初に1ドルをベットするとし、ゲームはルーレットの「赤/黒」であるとします。最後の確率は連勝が続く確率です。
回数 | 賭け金 | 獲得利益 | 累積利益 | 確率 |
1 | 1 | 1 | 1 | 48.65% |
2 | 2 | 2 | 3 | 23.67% |
3 | 4 | 4 | 7 | 11.51% |
4 | 8 | 8 | 15 | 5.60% |
5 | 16 | 16 | 31 | 2.73% |
6 | 32 | 32 | 63 | 1.33% |
7 | 64 | 64 | 127 | 0.65% |
こうしてみるとわかりますが、3連勝となるのはほぼ10回に1回しかないので、ほとんど実現しないように思えます。そしていずれの回数でも、負けたら最終的に1ドルの損失となります。
パーレー法の活用方法
パーレー法は「いつ終了するのか」が大きなポイントになります。その決め方には2通りが考えられます。
・必ず何回目で終えるのかを決めておく
・それまでの損失すべてを回収したら終了する
どちらを選んでも、長く続けると資金は減り続けることになります。よって終了する回数を決めると同時に、「いつパーレー法をスタートするのか」を決める必要があります。
パーレー法をスタートする条件

パーレー法は長く実行するほど損失が増えることは、勝率が50%に満たないことからも明らかです。そこで「勝ちやすくなる」状況を探してスタートさせることが必要になるでしょう。
たとえばルーレットにしろバカラにしろ、ゲーム結果には大きな偏りが生じることがあります。そして大数の法則に従ってその偏りは修正される可能性が高くなります。
バカラの場合にはシュー(カードが収納されたボックス)を交換すると、それまでの偏りは修正されることなくリセットされてしまいます。よってパーレー法はルーレットでの使用がおすすめです。
オンラインカジノのライブカジノでは24時間ルーレットをプレイし続けています。そしてその記録がデータとして残るので、そのデータを分析していつパーレー法をスタートさせれば有利になるのかを調べるとよいでしょう。
パーレー法はルーレットがおすすめ

パーレー法の使い方を説明しましたが、実行するのであればルーレットがおすすめです。ライブカジノのテーブルをチェックして、ゲーム結果に偏りが生じているものを利用しましょう。その偏りが解消されつつあるテーブルでパーレー法を使用すれば、勝つ可能性は高いと考えられます。
コメント